世界一おもしろい発達障害児のママ

クスッと笑えるお茶目なブログ

保護者代表としてスピーチしたときの原稿が出てきた

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一昨年、学校で開催されたオリエンテーションで私が1年生の保護者代表(2年前なので)として発表をしたときの原稿が出てきました。

部屋を掃除していたんだけど、掃除機止めて読み耽ったよね。

そして、、、

 

泣いたよね。

感動したよね、自分の文章力に。

皆さんにも褒めていただきたいのでここに載せようと思います。

なんと!パソコン上に保存していなかったお茶目さんなので原稿が紙しかなく、

一生懸命スマホで書き写すという神対応。

紙と神を掛けて。

こっこの学校のオリエンテーションに参加した、新1年生になる子どもたちのパパとママに向けて書いたものです。

ハンカチ準備して正座で読んでくださると嬉しいです。

 

【◯◯特別支援学校(こっこの学校)へ入学を希望されている保護者の皆さんへ】

小学部1年2組、こっこの母です。どうぞよろしくお願いいたします。

うちの子は小学校入学前は特別な保育園ではなく民間の普通の保育園へ通っていました。

こっこが2歳になる頃そこの保育士さんに、「成長にやや遅れがあるようなので病院で診察を受けてみては?」と指摘され、発達障害児童を専門で診てくれる病院での通院が始まりました。

病名はついていないのですが、そこで『発達の遅れ』という診断を受けました。

そのような診断を受けましたが保育園では加配制度※を使ってクラスの先生の人数を増やしていただいたり、イベントの時にはなるべく親の私もサポートに入るなどなんとか配慮して無事に民間の保育園を卒園いたしました。

きっと皆さんは今、就学についていろいろと悩んだり考えたりしている時期だと思います。

私も子どもが卒園したら当たり前のように地元の小学校に入学するものだと思っていましたので特別支援学校などの知識がほとんどなく、大変悩みました。

そんな時、当時通院していた病院の先生から、「小学校入学の前に事前に早期教育を受けられる学校がありますよ」と教えていただき、この◯◯特別支援学校の存在を知りました。

早期教育で担当していただいた先生には大変親切にご指導していただき、子ども自身も楽しんで通うことが出来ました。

この早期教育で一番印象に残っているのは、私の質問に対して必ず先生が答えをくれたことです。

通っていた保育園は民間の保育園でしたので私同様先生方も発達障害についての知識が十分にあったわけではなく、手探りながらも懸命に対応しておりました。

しかし、どうしてもわからないことや悩みが多かったのです。

例えば言葉の促し方や集団で行動するときに落ち着いていられる方法など、保育園に相談すると、「通院されている病院ではなんと言っていますか?」と逆に質問をされていたんです。

そして通院していた病院で同じ質問をすると、「保育園ではどうされていますか?」と聞かれてしまうんです。

本当に全てが全ての場所で手探り状態だったんだと思います。それほど謎多きなのが発達障害!

しかし、ここ、◯◯特別支援学校の早期教育を始めて担当の先生にいろいろな悩みを相談したら、「はい。わかります、わかります」と、まずは必ず全ての悩みや質問に対して共感をしてくださったんです。

そして、「その場合はこうしてみたらどうでしょうか」「こんな風に言ってみてはどうでしょうか」と明確なアドバイスまでくださいました。

もちろん全てがアドバイス通りに上手くいったわけではありませんが、でもそのアドバイスや共感がどんなに頼もしくて心強かったことか!

私自身も早期教育へ通うことが楽しみになっていました。

これが、私が◯◯特別支援学校に入学を決めた理由です。

謎だらけの発達障害児童の育て方にこんなに答えをくださるなんてとてもありがたいし、親である私も安心して楽しんで子育てしていきたかったからです。

それからすぐに入学を決め、今日の今日まで本当にずっと毎日が感動の連続です。

先日、個人懇談の際に拝見させていただいたのですがこの学校では教室に生徒ひとりひとり専用の本棚を設けてあります。

本棚は3段に仕切られており、そこにその子に合わせたテーマの教材(例えば積み木や絵本や知育の教材など)が置かれています。

先生方がその時その子に合ったタイミングを見極め、課題学習や個人学習の時間を設けてくださいます。

そのおかげで授業がわからないまま進んでいってしまうようなことはありません。

お子さんひとりひとりに合わせた丁寧な教育が◯◯特別支援学校ではかなえられますので親としては大変ありがたいし、とても安心です。

そして、『個別の教育支援計画』というものを担任の先生が作成してくださるのですがこれもまた大変素晴らしいです。

この『個別の教育支援計画』では個人個人の長期目標と短期目標を設け、そのための手立てや計画が立てられていてそれに添って先生からご指導いただき、家庭でもとても参考になる計画書です。

内容を読んでみると温かい愛情に加え鋭いプロの視点で観察がされていて、親の私でも気づかないような、むしろ親の立場だからこそ甘くなって見落としがちな短所や長所をきちんと理解して作成されていてその素晴らしさに本当に感動いたしました。

毎日持たせる連絡帳の中でも、今日一日子どもがどのように活動したのか、お給食はどれくらい食べたかなど細かく丁寧に説明を書いてくださり、日々、先生の熱心さや温かい眼差しを感じています。

このようにこの◯◯特別支援学校は、先生方の熱意が特徴的な学校だと思います。

用事があって学校へ訪問した際にも先生方がすぐに挨拶をして声をかけてくださり、その姿が見事に子どもたちにも反映されています。

この学校の子どもたちの挨拶はいつも明るく元気いっぱいで彼らの学校生活が充実していることがうかがい知れます。

それは先生と生徒の間でしっかりと信頼関係が成り立っている証だと思います。

語弊があるかもしれませんが、私は先生方にもいつも先生であることを楽しんでほしいと思っています。

親である私たちも大変なことや悩みは多いのですが、それすらひっくるめて全て楽しめたらいいなと思います。

笑顔には笑顔が返ってくるように、やはり明るい環境が元気や生きる喜びを作ると思うからです。

同じ思いを共有し合えると人はとても安心出来ます。

独りじゃないと思えることはとても心強いことです。

学校には沢山のお友だちがいます。

先輩のお兄さんやお姉さんも沢山います。

熱心な先生方が温かな目で見守ってくれています。

私たちには参考になる先輩ママや先輩パパもいます。

先に沢山の経験を積んだ先輩たちがいると、目標や参考に出来てとても頼もしいです。

今日ここにいらした皆さんも我が子の未来には期待や不安でいっぱいだと思います。

まだまだ迷ったり、なかなか解決の見えない問題に悩まされることもあるかもしれません。

ただ、いつどんな時でも親である私たちに共通して言えることは、みんな〝大切な子どもたちを精一杯守っていきたい〟ということ。

私はそういった思いを共有してくれるのがこの◯◯特別支援学校だと思っています。

毎朝登校するためにバスに乗り込む子どもたちの笑顔を見て、私は◯◯特別支援学校に決めて本当に良かったなと実感しています。

子どもたちの笑顔にこちらが勇気を貰っている気分です。

親として、人間として、家族として、そして仲間として、

これからも共に成長していけたらいいなと思います。

長くなりましたが、今日のこのスピーチがどうか少しでも皆さんの選択の参考になれば幸いです。ありがとうございました。

 

保護者代表  おもしろママ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長ぇぇぇ!!!涙

 

これ読んで今、絶対にみんな泣いてると思うけど正座して読んでくれた人はひとりもいなかっただろうなって予想してる。

でも、こんなに長くて読みづらくて下手くそな文章を最後まで読み切ってくれて嬉しいです。

ありがとうございます!

そして誰かの何かの役に立ってくれたら更に嬉しいです。

まぁ、実際はこんな私をちょっと褒めてもらいたいだけなんですけどね!笑

 

※加配制度とは

住んでいる市町村に申請すると、保育園などの児童施設で支援を受けられる制度です。先生の数を増やしてもらえたり、対象の子のサポートを増やしてもらえたりします。